といったって、ほとんどの人は 聴いていないだろうな。マイナーといえば、マイナーな
アルバムなのだが、ちょっとした話題作でもあったのだ。
彼女の唄自体は、囁くようなとでも言えばいいのか・・・極めてフランス的なテイスト。
じゃ、何が話題かといえば、演奏を「AEC=アート・アンサンブル・オブ・シカゴ」が
担っているということ。いわずと知れたシカゴ派の雄である。当時、ジャズ評論家の間でも
評価はさまざま。AECあってこそのアルバム、なかなかよろしいという意見から、
貧乏なAECが生活費のために演奏しただけ、という意見まで多種多様であった。
まぁ、ぼくはというと、結構楽しめた。やっぱり、AECの演奏がいい。個性全開である。
(ひょっとしたら、それでもブリジットにあわせて演奏していたつもりなのかも?)
そのうえ、極めてフランス的なブリジットと、なんだかフィットしてるんだよね。
楽器はすべてアコースティック、なのにベルベット・アンダーグラウンドなんかより、
ずっとサイケデリックな気分を醸しだしていたのは、ブリジットの声のせいなのかなぁ。
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by koz-mic
| 2008-09-14 20:46
| 今日のiショットノート