Ben 5年前のDVD カッコいいなー 彼はライブ盤多し 聴き比べも 一興
2009年 07月 13日
ベン・ハーパーのことは…以前にも書いたので少しだけ。彼はデビューして、10年ちょい
にも関わらず、ディスコグラフィーのなかでライブの占める割合が非常に高いと思う。
たとえば、ジャズの場合だとライブの比率は高い。それは音楽の性質上、当然といえば
当然なのだが。逆に、ライブ音源が普通だといってもいいくらい。しかし、ロックの場合、
1バンド(ミュージシャン)あたりのライブ盤の数はそう多くはない。その中にあって、
ベンは多い。それはライブのほうが自分のサウンドのダイナミズムがストレートに
伝わると思っているからじゃないかな。そういうミュージシャンはほかにもいるけど、
そういう連中のステージって、なべてカッコいいんだよね。ベンももちろんそう。
別に派手な演出があるわけじゃない。だけど、そのステージングは観あきないんだよな。
ちなみに、写真(バイクのタンク)にある「Live at the hollywood bowl」はDVD。
圧巻のパフォーマンスを堪能できる。ベン体験がまだの人はぜひ。
ついでの話をひとつ…それは写真のバイクについて…
これって、駒場の東大構内に、ずっと打ち捨てられたままのバイク。気がついてからでも
半年くらいになるだろうか。最初は、すぐに片付けられるんだろうな、と思っていたのだが、
いつまでたってもその気配はない。そのままなのである。見るたびに、少しずつ、少しずつ、
朽ちている。最初は木に立てかけてあったのだが、気がついてみると横倒し。そのうち、
堆積した落ち葉と同化していくのだろうか。とはいえ、さすがに、その前には片付けられる
のだろうけどね。しかし、それまではその朽ちる様を写真で記録しちゃおうかな、
と思っている。人が使わない道具は、まるで生き物のように加速度的に朽ちていく。
そういう儚さや無力さ、諸行無常的なるものに、なぜか心惹かれてしまう(しまわない?)
…要するに「風情」というやつだ。それを感じるのは、ぼくが日本人だから?だろうか。
でも、ちょっとカッコよくて魅かれないっすか、こういう被写体って、日本人に限らず。
by koz-mic
| 2009-07-13 18:33
| 今日のiショットノート