ブー という喚声の中 Maggie's Farmははじまる NewportのDylan
2009年 05月 19日
ニューポート・フォーク・フェスティバル’63-65のディランを捉えた映像がある。
若々しいディランはもちろん、ジョニー・キャッシュが、ディランの素晴らしさを知ってほしい
といいながらディランの曲を歌うところや、ジョン・バエズ、PPMなど懐かしい面々の映像も
楽しいのだが、なんといっても圧巻は’65年のディランである。リハーサルの映像から
おもむろに「Maggie's Farm」ははじまるのだが、エレクトリック・ディランに会場は騒然。
ん~、魅入ってしまうね。時代は変わる…というディランのメッセージに共感した人たちの
はずなのに、いざ、自分がついていけないと保守的になってしまう、まぁ、そんなもんかな。
それにしても、そのブー状態の会場を挑発するように、ディランにからみ、切り裂いていく
マイク・ブルームフィールドの硬質なテレキャスサウンドがカッコいい。
話は突然変わるが、この前、仕事で調べものをしていて、面白いものをめっけた。
あの…そう、あの山本五十六の言葉。ふーんと思ったね。こんなことを言っている。
書き写しておこう。
「いまの若い者は」などと、口はばたきことを申すまじ
実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。
なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、
道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。
その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。
何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。
by koz-mic
| 2009-05-19 01:02
| 今日のiショットノート