ついつい ジャケットとクレジットだけで買ってしまう アルバムってある
2006年 11月 23日
んだよね。みなさんはそんなことありませんか。俗にいう、ジャケ買いというやつ。
ただし、ジャケットデザインが素晴しいとか美しいとか、そんなことじゃないよ。
なんていうのかな、引力というのか…な。ものによってはかなりチープな
デザインの場合もあるもの。いや…そんな場合が多いかもしれんなー。
で、ぼくは、月に2~3枚そんな買い方をする。一種の(ささやかな)バクチだ。
ジャケットをスリーブから抜いて、ライナーなどを読みつつ、トレーにCDを置く。
プレイのボタンを押す。期待で股間が…じゃなくて、胸が膨らむ。
胸が萎む。後悔する。まぁ、アタリの確率って3分の1ってとこですかね。
これを懲りずに何十年も繰り返している(そのうちのいくらかは再聴したときに
名誉回復を果たしたりするけど)。ま、これは何といいますか…いわゆる
パブロフの犬というか、梅干を見たら唾がでるというか、致し方ない。
んで、今日もそんな1枚を下北沢レコファンにて、手に入れました。
バンド名(かな?)はExperimental Audio Research(聞いた事もない)。
アルバムタイトルは「Beyond The Pale」。ん、なかなかいいタイトルだ。
フムフム、え、なぜ買ったのかって…それはね
ジャケットのデザインはどうでもいいレベルなんだけど、写真をふと見ると
スタジオ風景で左手にMoogが2台、真ん中にシーケンサー、右手には
VOXのオルガンと諸々のデバイスが見えている。ん~、アナクロな風情。
これ、いったいレコーディングはいつだ…裏を見る、リリースは96年。
え、最近ジャン(注:ぼくの歳になると10年前は最近です)。
俄然、興味が湧いてきます。え~と、パーソナルなんかのクレジットは…
SONIC BOOM:Feed Back、Drones、S&A Effect、Synthi VCS3
KEVIN MARTIN:Treated Sax、Wah Wah & Echoes
EDDIE PREVOST:Percussion & Bowed Cymbal
KEVIN SHIELDS:Treated Guitar
う~む、サウンドを想像してみる(といっても、このメンバー誰一人として
知らないんだけどね)…うん、わかった。買いジャン。
わかりますか?この感じ。わかる人にはわかると思うんだけど(なぁ)。
はいはい、無論、帰って早速聴きましたとも。
そうだなー、イーノよりはアバンギャルドで、よりミニマル色が強いかな。
音響系?テクノ?違うなー。ま、いちばん説明しにくいタイプの音楽だわ。
そうだ、初期のタンジェリン・ドリームと小杉武久のタジマハール旅行団を
足して2で割った感じ(なんてあるのかぁ)…わかりますぅ?
参考:カミさん曰く…
「こんなヤな音を延々鳴らすのは一人だけの時にして!」…だとさ。
by koz-mic
| 2006-11-23 21:57
| 今日のiショットノート