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これは日記ではありません。じゃ、なんだ、と、言われるとよくわかりません。それでもよろしければ見てってください。


by koz-mic
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大人のロック! なんて雑誌があるらしい ん~、わからなくもない が、与する気はない 

大人のロック! なんて雑誌があるらしい ん~、わからなくもない が、与する気はない _d0008994_0111353.jpg

朝日新聞にマガジンウオッチという作家の亀和田武さんのコラムがある。
そこに亀和田さんが~「大人のロック!」というストレートな誌名には、
脱力感を覚えつつも、色々と考えさせられます~と書いていた。然りですな。
ぼくはそういう雑誌(最近売れているというLEONなども)を読むオヤジでは
ありたくないよ。ロックに、いや音楽に大人も子供もないのだ。まして
カテゴリーで音楽を聴く必要もないのだよね。もう一つついでにいえば、
オヤジたちのロックったって、40才くらいから60才くらいまで、そうとうに幅が
あるし、きっと聴いてきたものも違う。あまりステレオタイプ化してもさー。
ま、なんとかこの世代(特に団塊)を商売にしたいという思惑ありありだけどね。
ちなみに、ぼくは上記世代の中間くらいだけど、ぼくらが10代の頃、周囲は
そんなにロックを聴いていた?マイノリティだったといまでも思っているけどな。
(とはいえ、最近の再発物はすごい。当時としても、かなりマニアックだったもの
まで再発されはじめている。これはオヤジより若い人たちが聴くと新鮮でいい
と思えるものもたくさんある。でも、価格が高い。観光地料金じゃないんだから)
確かにヒット曲がたくさんあったことは確かだけど、それだけのことじゃないの?
まぁ、いいか。でもご同輩のみなさん、若い頃聴いた音楽を懐かしんでばかり
いないで新しい音楽や、これまで聴いてこなかったものなどをもっと聴こうよ。
雑誌のLEONに出てくるようなオヤジにならないためにもさ。

てなことを言っていながら、せっかく日本の音楽を書くんだったら、古いのも
書いておこうなんてね。で、やっぱりはずせないか、弾厚作。そうです。
加山雄三ですよ。そのなかでも「Boomerang Baby…ブーメランベイビー」。
「ブラックサンド・ビーチ」などのインスト物もいいけど、この初期のナンバーは
彼の趣味のいいPOPロック感覚が発揮されていてとてもゴキゲンです。
歌詞も弾厚作(加山)。英語の詞です。当然英語で歌っている。内容は
「Hey.My little boomerang baby.She is the twisting and
twering baby~」てな感じの他愛ないといえば他愛ない。しかしね、
これ以降の彼の歌に出てくる女性像のプロトタイプのような気がするな。
サウンド面から言えば、彼はもっとこの路線を追求すれば、日本のPOPSへの
影響も、また違ったものになっただろうと思う。レコード会社の方針なのか、
中期以降どんどんつまんなくなっていった(でもいい曲もいくらかはある)のは
残念です。ちなみに山下達郎氏も、この曲お気に入りだそうで…
あ、少し前に小学3年から東宝映画ファンだと書いたけど、その理由として
B級SF特撮物、植木等の無責任シリーズ、黒澤(この当時は東宝)とともに
加山雄三の若大将シリーズがあったことも大きいかも。
by koz-mic | 2005-09-26 01:56 | 今日のiショットノート