若々しくスマートなNils Krogh したたかでディープなArchie Shepp
2010年 02月 09日
最近は北欧系のジャズがずいぶんリリースされているが、スウェーデンの
Nils Kroghもそんな中のひとり。まぁ、昔から北欧は優れたミュージシャンを
輩出してるけどね。Nilsまだ20代前半なんだけど、サウンドはクラブ系ハード
バップといえばいいのか。何曲か入るヴォーカル曲も極めてジャジーな仕上がり。
グルーブ感があってセンスがいいというか、カッコいいサウンドだよな、これ。
ドライブしながら聴くといい感じ。なーんて思いながらその後にかけたCDが
Archie Sheppの「Attica Blues」なの。かなり趣が違うんだよね。Archieの
アルバムの中ではこれと「There's a Trumpet in My Soul 」が好きなのだが
なんというか黒い。ここでは粘っこく強いゴスペル色を意図的に取り入れていて、
その当時('72頃)評論家の一部からずいぶん叩かれていたのを憶えているなぁ。
同じジャズでもNilsはサウンドもヴォーカルも極めて白く、Archieは極めて黒い。
…けど、両方には不思議な近しさがある…し、なによりもゴキゲンナノダ。
by koz-mic
| 2010-02-09 01:24
| 今日のiショットノート