勤労感謝の日 J.J.Caleを聴きながら ちょっと外出 なのである
2009年 11月 24日
駒場祭を横目に、今日はそのまま渋谷まで。ほんとうは映画を観るつもりでカミさんと
出てきたのだが渋谷は混んでるね。ロードショーはいつもなら木場の109シネマズ
(なんたってどんな話題作も楽々鑑賞できる)まで車でピューっと行くのだけど、
今日は車がない。で、渋谷にしたけど、どうもねー。じゃ、Bunkamuraにしようか…
ということでル・シネマへ。ん~、上映中のもの、いまいち興味がわかないな。え~と、
ザ・ミュージアムは…ロートレックかー、これまでにも観ているし、また今度にしよう。
それでは…Bunkamura Galleryは…お、いいじゃないか。
笹尾光彦展 -花のある風景-をやっている。今年で12回目なのだそうだ。
素朴でライトなテイストの油絵。同じものを同じまま、同じ素材を繰り返し描いていく
複製感覚。しかし、版画などではなく、あくまで手描きで繰り返し繰り返し複製していく。
同じものを同じように描いてもひとつとして同じものはない。そのある種のミニマル感は
とても心地よく、潔い。タブローというよりイラストレーション(商品)なのだ。だから、
すべての絵が極めてリーズナブルな値段。おそらく、笹尾さんはできるだけ多くの人に、
複製じゃなく原画を買って欲しいのだろう。路上で絵を売る感覚に近いのだろうか。
ご本人もすごい絵を描いているつもりも、アカデミックなゲージュツをしているつもりも
さらさらないのだと思う。大上段ではないこういう絵画の世界があってもいいのだ。
さて、帰りがてらジムへ。この写真は9階にある会員用のラウンジ。すりガラスの
向こう側にあるシェーカーを落ちる前の太陽が照らしている。なかなかすごいね。
このラウンジは夕日見物にはもってこいだ。天気のいい日は遠く赤富士が見える。
今日は残念ながら、地平線のあたりが少し霞んでいる。それに雲もないし…なぁ。
雲があって空気がクリアなときはすごい夕焼けが見えるんだけど、まぁ、今日だって
悪くないかな。さ、帰りはRoy Buchananを聴こう…寒いときにはちょうどいい。
by koz-mic
| 2009-11-24 01:32
| 今日のiショットノート