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これは日記ではありません。じゃ、なんだ、と、言われるとよくわかりません。それでもよろしければ見てってください。


by koz-mic
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③ で、そのビートルズが…

の続きを書こう。
小学生にとってレコード(ましてロック)を買うというのは大きな冒険だった。
また、そんな時代でもあった。(なんだかカッコいいな。この調子でいこう)
だってビートルズどころか、周りのガキども(小学4年生)は流行歌をテレビや
ラジオで聴くくらいで、レコードは高校生以上の大人のものだった。
まだその頃は電蓄(ステレオじゃないよ)のない家も多かったしね。
親に童謡や唱歌のレコードを買ってもらった子はいただろうけどさ。
とにかく、ぼくは昔の商店街には必ずあった楽器屋兼レコード屋へ…
で、買ってはきたはいいけど、実は…ぼくも偉そうなことは言えなくって、
ビートルズの名前を聞いたことはあっても、その音を聴いたことはない。
物心がついた頃から家業が旅館という環境のせいかアメリカのPOPSや
日本の流行歌には聴き親しんでいたし、情報(雑誌)もあった。
だからビートルズは最先端、くらいは知っていた。でもそれだけ。
当時のとんがった人たちの音楽の好みはテケテケからビートルズや
マージービートに移りつつあった。すでにザ・フーやストーンズ、
ヤードバーズを輸入盤で聴いていた人もいたんだろうな
(ファッションはアイビーからモッズに移ろうとする頃なんだろうか)
いずれにしろ田舎の小学生にはそんなこと知る由もなかったけど。
そして問題はここから。
ワクワク、ドキドキしながら急いで帰宅し、早速、針を落としてみる。
サウンドが響く。そしてぼくは「ショック」を受けた。
あまりの素晴らしさ!…ではなく、なにぃ、この音楽?分からない!
面白くない!楽しくない!これが最先端の音楽?
とてもショックだった。大好きなベンチャーズのサウンドに
歌が付いているくらいに想像していたものが全然違う。
「つまんない」それがビートルズ初体験の感想だった。で、どうしたか?
もちろん、レコード屋に飛んで戻って、ベンチャーズのレコードと
取り替えてもらいました。(その頃のレコード屋は取り替えてくれた)
でも、これが今に続く音楽遍歴の始まりなんだよなー、結局。
そしてぼくは小学6年生の時、サイケデリックに出会うまで
アニマルズの「朝日のあたる家」をカッコいいと思いながらも
歌ものには行かず、ベンチャーズやシャドウズ(ハンク・マービン)から
チェット・アトキンスやデュアン・エディまでギターインストに狂っていた。
(と、いうほどじゃないんだけどね、今考えれば)
そんなぼくが中学に入ろうとする頃、それは突然現れた…で、続くのだ
by koz-mic | 2005-03-30 14:52 | 昨日+今日+明日