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これは日記ではありません。じゃ、なんだ、と、言われるとよくわかりません。それでもよろしければ見てってください。


by koz-mic
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ここのところ 天気すぐれず 運動会にもってこい の 10月のはずなのに

ここのところ 天気すぐれず 運動会にもってこい の 10月のはずなのに_d0008994_0178.jpg

「十九の春」という唄をご存知だろうか。沖縄俗謡だそうである。
沖縄の唄でありながら、七五調のヤマトグチの詞であること、レラぬきの
沖縄音階ではないことから、この唄のルーツには諸説あるようだ。
最初にこの唄が世に出たのは1933年の「十九の春」という映画の主題歌として
ミス・コロンビアが唄ったものらしい(なんと、ディック・ミネがスティールギター)。
ちなみに「十九の春」で検索してみると、この曲は実に多くヒットする。驚き。
それほど、ポピュラーな曲だっけ?もちろん、最近(?)では30年前に
田端義夫が唄ったのを知っている人もいるかも知れないが…(いないか)。
そう、バタやんである。まるでウクレレのように、胸に抱えしギターは
レスポール・バタやんモデルって感じだったよね。なかなかダンディ。
それはいいとして…なぜこの唄のことが検索でたくさん出てくるかというと、
先日、NHK BSハイビジョンの「世紀を刻んだ歌」で取り上げられたからみたい。
ぼくは観なかった。とても残念。なにせ、この唄、とくに詞については、なにか
書いてみようと思うくらいインパクトのある詞なのだ。ぼくも、この唄のことは
知ってはいたが、単なる一流行歌。関心も持たなかった。
ところが憂歌団の「知ってるかい!?」というノンキなタイトルのアルバムで
この唄、この詞を聴いた時、ちょっとショックだった。この詞はすごい。
「私があなたにほれたのは ちょうど十九の春でした いまさら離縁というならば
もとの十九にしておくれ~」と唄われていくのだが、とにかく1番2番3番…と
進んでいくうちに、どんどんエモーショナルでシュールな世界が展開する。
最近でこれに近いのはCoccoくらいなものか。憂歌団のハワイアン調の
アレンジが絶妙にはまっていたしね。こんなに暗~いハワイアンもいいかも。

この憂歌団の「知ってるかい!?」というアルバム。なかなか興味深い曲を
取り上げている。小学校のフォークダンスで懐かしの「ワシントン広場の
夜は更けて」やこれまた暗い「石狩挽歌」…ただし、憂歌団バージョンは
内田勘太郎のギターがほえまくります…などなど。実はぼくにとって、
このアルバムのベストトラックは「Love Posion No.9」なんすけどね。
by koz-mic | 2005-10-12 01:43 | 今日のiショットノート