14歳の彼女…
2005年 04月 06日
彼女は自分がネコであることを知らない。おそらく、ぼくたち人間と同じ生き物だと思っている。そもそも実際は…いや生物学的にいってもネコなのだが、ネコには「自分は猫だ」という自覚はないわけで、経験と本能で同類か否かを判断して・・・、いやいや、そんなことはどうでもいいのだ。すくなくとも彼女にとってぼくらは同じ種族(?)なんだから。でも何故?理由は簡単、彼女は生まれて以来、ほとんどネコと接したことがない。たま~に間違って外出などすると、野良猫(それもタフそうなやつ)と遭遇する。それは恐ろしい(自分と違う)生き物に見えるらしく、慌てて逃げ帰ってくる。情けない。当然、人間と遭遇しても同じ種族だから彼女はとてもリラックスできるらしく、初対面だろうと何だろうと、やたらなれなれしい。警戒心のかけらもない。だから彼女は人と見れば、やたらと話しかける。ひたすら話しかける。その熱意はいじらしいほどだ。ただ問題は何を話しているのかサッパリわからないことなのよね・・・。そして今日も残念ながら、彼女と我が家族一同とのディスコミュニケーションは続く。なにしろ、返事(のしようもないのだけど)するまでひたすら話かけるんだからね。ま、しょうがないか、彼女はネコではないんだから。
by koz-mic
| 2005-04-06 23:41
| 今日のiショットノート